Works
- Title: ミナトとヤマのランウェイ
- Name: 澁澤佑里
- Data: 海と山が隣接し、かつて瀬戸内の流通の重要な拠点となった港町『尾道』は山の手
にこれでもかというように多くの住居がひしめき合い人々はそこに暮らしはじめ
た。そうしてできた建築の間を細い路地と坂と階段が縫う尾道の都市構造は一方で
都市としての価値が見出されており、一方で交通の便の不備など実際そこに住む事
の不自由さが指摘されている。この計画は「都市の価値と居住の不自由さ、互いに
寄り添いこと」それにおける提案として「山の斜面市街地と港の平面市街地をつな
げること」を題して進めた。斜面市街地、平面市街地各々の元々あるパブリックス
ペース(広場、寺、公園など)を橋とスロープで紡ぎながら、その下の対象のパブ
リックスペースを人が入りやすい空間とし、港と山をショートカットした利便性と
尾道の都市的特徴である散策していける場所性を確保した。
- Date: 2013 卒業設計
- Location: 尾道
- Awards: 日比谷展 優秀賞