Works
- Title: 穴を綴る
- Name: 野口友里恵
- Date: 2016修了制作
- Awards: 武蔵野美術大学修了制作 優秀賞<p> トウキョウ建築コレクション2017 太田佳代子賞
- Location: 岐阜県多治見市笠原町
- Data: 愛知県・岐阜県の県境に多く点在する窯業の粘土を採る「陶土採掘場」。その巨大な人工穴に、穴と既存のまちとの関係性を再考するプロムナードを計画した。 この地帯に点在する巨大人工穴は50〜100年掘られ、近年その多くが採掘の役目を終えて跡地になり埋め立てられ、まちから消失しようとしている。穴はこの地に根付き、掘られる過程で周囲のまちの建築や機能の配置を決定付け、この地帯一帯の窯業を繁栄させてきた遺構である。かつて穴がまちの配置を作ったように、穴を残し、穴のまわりにプロムナードを付加して新たな動線を作り、穴から再び新たな流れを作り出す。既存のまちの配置や機能と、提案する動線が共生しながら、新たなまちの流れや風景を生み出していく計画である。