Studio

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私たちはこの世に生まれてきたときから、風景の只中にいます。
窓の外に広がるそれはとても大きく私たちを包み込んでいる存在ですが、同時にとても小さなディテールの集積でもあります。
また、風景とは、ただの書き割りではありません。
今この瞬間に見ている風景の背後には、同時代の政治、経済、場所固有の文化、生態系、地理学的背景など、様々なチカラの干渉があります。
長谷川スタジオでは、このように「大きいようで小さいようで、つかみどころもなく、しかも日々動き続けている」風景という存在に、
いかに関わっていくかを考えていきたいと思っています。
なぜならば今の風景は今の世界を顕していて、それに参加することで世界の成り立ちに関わることが出来るかもしれないから。
私たちは風景を造り出すことは出来ません。それは既に‘在る’からです。
ただ、ほんの小さな関与でさえも、巨大な風景を変えていくことは可能だと思っています。